シドニー大学のエンブレム

これまで行ってきた脱炭素関係の仕事

弊社、と言うか私一人なのですが、は主に様々な会社に技術サポートを行っていますが、その合間に執筆活動もしています。以前より色んな記事を書いていたのですが、最近は脱炭素関係の記事を良く執筆するようになっています。せっかくなのでマッケンジー研究所代表のこれまでの経緯をからめながら脱炭素案系のお仕事についてお話します。

シドニー大学のエンブレム

オーストラリアで水素との出会いと脱炭素までの流れ

脱炭素はそもそもオーストラリアのシドニー大学で働いているときにさかのぼります。ある日、上司のDavid教授の所にある企業の役員さんがやってきました。因みにマッケンジー研究所のマッケンジーはDavidの苗字であるMcKenzieから取っています。Davidと会社は何も関係ありませんが、Davidとは日本に戻った今でも週一回ミーティングをやっていて、オーストラリア時代の研究を少しずつ進めています。

オーストラリア最古の大学、シドニー大学のメイン校舎

Davidは物理学の世界ではかなり有名で、偉い人はみんな友達みたいに非常に顔が広いです。一方で、無邪気な中学生がそのまま年を取ったような感じで、面白い実験結果が出ると無邪気に喜んでいます。オーストラリアに言ったら私が子供の頃にイメージしていた科学者そのまんまの人がいたのでなんかすごくうれしくなりました。しかし、相手はシドニー大学の世界的に有名な教授でH-indexが82と言うゴールド聖闘士並みです。H-indexが15しかないブロンズ聖闘士の私ごときが話をしていいのか、しかも気さくにDavidとか呼び捨てにしてもいいのか?とかなりビビりましたが、オーストラリアはその辺を全く気にしません。今ではDavidとそのまま呼んでいます。

DavidのGoogle scholar

https://scholar.google.co.jp/citations?user=gEMv2JkAAAAJ&hl=ja&oi=sra

代表のGoogle scholar

https://scholar.google.co.jp/citations?user=_Z8k5eEAAAAJ&hl=ja&oi=sra

話がそれてしまいましたが、その役員さんとのミーティングに私も参加していたのですがその時にアンモニアを日本に輸出する、と言う話をされました。最初は何のことかわからなかったのですが、どうやらオーストラリア国内で褐炭から製造されたアンモニアを日本に輸入して燃料として使用するビジネスを進めているとのことでした。

褐炭から水素も作れるのですが、アンモニアの方が液化した後に扱いやすいので褐炭の水素をハーバーボッシュ法でアンモニアにする方が有望と言っていました。その時はまだ川崎重工が液化水素運搬船であるすいそ ふろんてぃあを建造中でした。この話を聞くまではなんとなく世の中がCO2排出削減に動いているな、と感じていましたが実感はありませんでした。しかし、この話を聞いて、ん?と思いミーティングの後にDavidと水素についてちょっと話し合いました。

世間では脱炭素とか環境を守れとか叫ばれていますし、もしかして次世代の低炭素燃料として水素は有望なのではなかろうか?しかもオーストラリアは水素の原料になる褐炭や太陽光発電を行える広大な土地がありますので、水素生産に関しては大きなアドバンテージになります。加えて、脱炭素を進めるパリ協定は世界的な約束なので、これは環境問題と言うよりも国際政治問題になっています。このような状況なので、脱炭素社会の実現は各国の政治問題になると予想しました。

Davidもこれは有望かもしれない、と同意して私に水素社会について調べるように言いました。そこから現在世界を取り巻く状況やオーストラリアの状況、水素技術、将来的な見通しなどについて調べて報告しました。そして、Davidと共に脱炭素社会はやってくる、との結論に至り、将来的な研究テーマとして水素の研究をやっておいた方が良いと言うことになり、水素の電気分解の研究が始まりました。

オーストラリアから帰国し脱炭素関連の記事執筆開始

ただ、そんな中でコロナ禍がやってきて研究どころではなくなり、私は2020年に日本へ帰国してフリーランスとなりました。一応、大学では今でも水素の研究が行われており、行っている人は私がいた時にDavidの研究室に配属されてきた大学一年生だった学生です。

その学生が水素の研究をしていますが、かなり優秀で理論も完ぺきに理解した上で実験でも面白い結果を出しているようです。Davidは興奮して今度はNatureから論文出すぞ!と息巻いています。私が何よりも嬉しいことは学生の教育に貢献できたことですね。また、Davidにも学生を残すことが出来て少しだけ恩返しができたと思っています。彼はいずれオーストラリアの宝に成長する人材だと思っています。

そんなこんなで日本へ戻ってきて、とりあえず大学生の頃に住んでいたつくば市へ引っ越しました。引っ越し先のつくばは久しぶりでしたが大分変っていました。電車が通ってからどんどんと発展しており、最近では大きな商業施設が沢山出来ています。東京へ行くにはつくばセンターから高速バスか土浦から常磐線かしかなくてつくばを出るには一苦労でした。

何か見慣れぬ景色になってしまったつくばで浦島太郎状態の中でとりあえず仕事をせねば、とフリーランスを始めました。最初は技術サポートをしたかったのですが、流石に実験設備も何もない中でのサポートには制限があり、技術サポートだけでは食べていけないので、以前から行っていたライターとしてもお仕事を受けるようになりました。

つくば市の松見公園にある通称栓抜き塔

ライターを始めるきっかけ

そもそも、ライターを始めるきっかけは以前勤めていた会社を退職したことでした。退職後に失業保険をもらいながら何か暇だしお金稼ぎたいし、と自分で出来る仕事を探しました。すると、実際無いことに気が付くのですね、何が無いかというとお金になるスキルが。そこで気が付いたのですが、スキルとは今あるリソースを使用することが前提で、会社のリソースが使えなくなった時には何のスキルも無いと言う訳です。つまり、プログラミングとか設計とかパソコン一つあれば出来るスキルが無いのです。愕然としている中でで行きついたのがライターでした。

ライターは割と自分に合っているようで、すぐに稼げるようになりました。しかし、そんな中でオーストラリア行きの話が出てきました。歳も歳だし、今行かないともう将来的に行くことは無いな、と言う気持ちと自分が研究の世界でやっていけるのかどうか知りたい気持ちでとりあえずオーストラリアへ行ってみました。その後、オーストラリアで色々ともがいているとコロナ禍が起こりました。大学閉鎖とかもう研究どころの騒ぎではありません。研究費の問題など色々あってもう日本に帰ろうと思い、帰国しました。

帰国後にフリーランスをやっていると、ライターとして単価を上げるためにはどうすればいいか、を考えました。そこで、脱炭素の流れが来ていたし、何かオーストラリアで結構調べたので割と水素や脱炭素に詳しくなっており、このこともあり脱炭素で行こう、と脱炭素関係の記事を書きだしました。

さらにライター業の傍らでと技術サポートを行っていた会社の社長さんに気に入って頂き、その縁で会社の近くの山梨県の富士河口湖町へ引っ越してきて自分の会社を設立するに至ったと言う訳です。

まあ、本業は技術サポートですし執筆は頭を使い結構疲れます。実験やったり何か作っている方が楽なので技術関係の仕事をしたいのですが、よくありがちな本業よりも副業が上手くいく、となってしまっています。なんだかな~と正直思うのですが、どうやら本業よりも執筆業の方が評価されているようです。

そんな中、東京ガス様が新しい脱炭素のサイトを立ち上げており、そのサイトで脱炭素関連の記事を書かせて頂くこととなりました。こちらのサイトでは普通の語句の説明的な記事ではなくデータに基づいて分析を行いながら記事を書いています。これまで学術論文を書いてきましたのでこのような記事は割と自分に合っていますし、書いていて楽しいですし面白いお仕事をさせて頂いています。また、制作の段階でいろんなアイデアも詰め込んでいますので、面白いサイトに育つのではないかと期待しています。CO2排出量の計算もできるようになっています。興味のある方は是非ご覧ください。

東京ガス様 ゼロ炭素ポート

ゼロ炭素ポートで執筆した記事

最近は雨後の筍のごとく脱炭素関連のサイトが乱立していますので、その中で差別化が必要だと思い、データに基づいた記事を書くといいのではないかと思っています。実際、データに基づいた分析記事などは資産価値が高いのでこの点からもいいかなと思っています。なぜならば分析記事は最新のデータが出るとそのデータを使ってグラフを書き直し、文章も最新の情報に基づいてリライトすれば最新記事に生まれ変わります。このため、定期的にメンテナンスをすれば使い続けることが出来ます。

そういえば、一度打ち合わせの際に東京ガス様の本社へ伺い、最上階に近い部屋で打ち合わせをさせて頂きましたが、旧芝離宮や東京湾の湾岸を見渡せるその景色にびっくりしました。駅からアクセス抜群ですし、館内にファミマがありましたし田舎者の私には驚きの連続でした。凄い立地ですね。ただ、久しぶりに東京へ行くと無性に河口湖へ帰りたくなりました。この辺は本当にのんびりしていますので、ここの生活に慣れるともう東京に住む自信がありません。。。

忍野村から見た富士山

実はライターのお仕事は学習効果が非常に高いです。これはライティングの際に情報を集め、その情報をまとめて記事としてアウトプットするからです。勉強に例えると、教科書を読み情報を集めて理解した上でテストを受けることと同じです。記事の評価がそのままテストの点数と考えれば理解しやすいと思います。なので、脱炭素関連の記事を書けば書くほど学習が進みますし、内容は多岐に渡っていますので、何年も書き続けると脱炭素分野に非常に詳しくなっていた、と言う訳です。

今では学会で講演をさせて頂いたり、余り大きな声では言えませんが、学会誌の寄稿文のゴーストライターなどもやっています。このような文章を書ける人は少ない、もしくはいても他の仕事で忙しいようで、大手企業様からのご依頼もあります。お値段もお安く対応させて頂いており、字数にもよりますが4000字でデータ解析、グラフ作成込みで3~5万円程度です。慣れているので数時間で書き上げていますが、データ処理がある場合はデータを集めて整理しなければならないのでそれなりに時間がかかります。

また、執筆ができることに加えて理系出身で技術者や研究員をしていたのでリサーチや課題解決、数値計算、データ分析、戦略立案などは得意なので、脱炭素関連ではまだまだ仕事の幅が広がる可能性があると考えています。

そんなこんなで最近は脱炭素関係のライティングのみではなく、コンサルティングなども行うようになっています。この内容に関しては別記事でじっくりと書いていこうと思います。

また、脱炭素関係で何かしらお困りごとがございましたら是非とも連絡フォームからマッケンジー研究所へご連絡ください。ちょっとした相談でも結構です!

投稿者について

代表

マッケンジー研究所代表です