バイオマスとは?
再生可能エネルギーとは、太陽光や風力、水力、地熱、潮力などの自然由来のエネルギーを言います。より厳密に言うと月の地球に対する位置エネルギーや公転の運動エネルギー、地球の自転や公転の運動エネルギー、地球の地熱エネルギーにより得られるエネルギーです。もしこれらのエネルギーが無くなればそれに対応する再生可能エネルギーも無くなるわけであり、実際にわずかながら年々減っているのでかなり遠い将来には枯渇します。例えば、月の引力と地球の自転により地球の海の干満がもたらされる一方で、月は年々4センチくらい地球から遠ざかっていることが分かっています。これにより、年々少しずつ潮汐力は弱くなっています。

再エネには現在7種類があるとされていたり、10種類あるとされている場合もありますが、大元のエネルギーは上記由来であり、その形態ごとに分けられています。
再生可能エネルギーは現在非常に注目されていますが、実際に個人や小規模な事業者レベルで使用できるのは太陽光とバイオマス、それに太陽熱でしょう。その他の風力や水力発電は発電設備が必要であったり、行政の許可が必要であったりするため、難易度が高いです。
太陽光発電は太陽光パネルを設置すればいいので土地があれば導入しやすく、多くの太陽光パネルが見られています。田舎に行くと屋根の上に太陽熱温水器が設置されているのを目にしますが、これは太陽熱を利用する装置です。
バイオマスは植物や動物に由来するエネルギーであり、木材がその代表例だと言えます。木材の主成分は有機物ですが、この有機物を構成する炭素は大気中に存在する二酸化炭素です。大気中の二酸化炭素を吸収し、光合成により有機物を作り出しています。つまり、木が育つにつれて大気中の二酸化炭素は少なくなります。この木材を燃焼させると二酸化炭素を排出しますが、この二酸化炭素は元々大気中の二酸化炭素由来ですので木材を燃やして二酸化炭素を発生させても大気中の二酸化炭素濃度は変わりません。このため、木材を始めとしたバイオマス燃料は再生可能エネルギーに分類されています。
疑問に思った方もいるかもしれませんが、地面に埋まっているかそうでないかの違いだけですので、石炭や石油といった化石燃料もバイオマス燃料に含まれると思います。しかし、飽くまで気候変動対策を主眼にした分類なので、大気中の二酸化炭素濃度が高くなる化石燃料の使用はダメ、という前提により化石燃料はバイオマスに含まないという暗黙の了解があります。
細かい話は置いておいて、バイオマスを有効活用したいと思っている方は多いのではないでしょうか。この記事ではバイオマスの活用方法を解説いたします。
バイオマス燃料は自作可能
バイオマス燃料とはここでは木材を指します。木材はそのまま燃やしてもいいのですが、煙が出たりエネルギー密度は低かったりしますので、一般的には木質ペレットに加工され使用されています。木質ペレットは木材を粉砕し、乾燥させ水分を飛ばした後に成形、圧縮されて作られます。圧縮された際に木屑からワックス成分がにじみ出てペレット表面を滑らかにします。また、木屑に含まれるリグニンが接着剤の役割を果たすことで固まります。こうして木質ペレットが完成します。
つまり、木質ペレットを作る際には①粉砕して木屑にする②乾燥させる③成形するの3ステップが行われます。木材を粉砕する機械やペレットを作る機械は市販されており、小型のものもあります。アマゾンとかでウッドチッパーやペレット製造機で検索すると色々と出てきますし、数十万円位で購入可能です。ただ、購入前には失敗しないためにどれだけの大きさに木材を粉砕しなければならないかなど、予め調べておく必要があります。
肝心の木質ペレットの原料となる木材ですが、日本の国土の約7割が山地なので、間伐などによる不要な木材は日々出ています。このような使い道がなく廃棄する木材を安く集めることでペレットの原価を下げることは可能ですし、何よりも木質ペレットを作るために新たに木を切る必要がないため環境に優しいです。
このように木質ペレットは個人レベルでも製作可能ですが、使い道としては発電用だけではなく暖房や農業用もあります。寒冷地の市町村では大体どこでも木質ペレットを使用する暖房を購入する際に補助金を出しており、木質ペレット導入の敷居を下げています。また、農業用にペレットを使用する場合にも補助金が出るケースもあります。さらに、木質ペレットは再エネなのでカーボンクレジットや証書を創出できる場合もありますので、補助金やクレジットを上手く活用することでペレット製造販売ビジネスがやりやすくなっています。
このように、木質ペレット用の木材が安価に入手できる山間部などでは地元に根差した小規模な木質ペレットビジネスはありなのではないかいと思います。
まとめ
今回はバイオマスと木質ペレットについて解説しましたが、身の回りの資源を上手く利用すること電気を使わずにエアコンフリーにしたり小規模水力発電の導入などによる発電なども可能になります。興味のある方は連絡フォームからお気軽にお問い合わせください。
[…] 再生可能エネルギーであるバイオマスを有効活用する方法とは? […]